相談者【30代女性】

Q.昔付き合っていた彼に、別れ際に言われた言葉があります。

「君はワガママ過ぎて正直疲れた、、、」

実は元カレと付き合うまで、
私は人に全く甘えられない方でした。

しかし周りの女性を見ていて、甘え上手な女子の方がモテるし、
彼もその方が喜ぶ筈だと思い切って甘えていたのです。

その結果言われたのがさっきの言葉です。

年齢もあるので今後は結婚を前提に 彼氏を作りたいのですが、甘えられないのも辛いし、

甘え過ぎるとまたワガママって言われそうで怖いです、、、

 

男性目線のちょうどいい甘え方ってあるのでしょうか？

 

A.甘えられた自分を褒めてあげて！

こんにちは、一般社団法人 恋愛・結婚アカデミー協会
代表理事の井上敬一です。

今回の相談も非常に多く寄せられるものです。

特に元々甘え下手な女性は、
どこまで自分を出して良いのか判らず、
苦労している方をよく見ます。
相談者の場合、以前は全く甘えられなかった方だということ。

いざ甘えようと思った時には、
かなり思い切ってアクセルを踏んだはずです。

勢いをつけないとなかなか自分を出せませんからね。

その結果、彼に「ワガママ」と捉えられたのだと思いますが、
僕はあまりここを気にする必要はないと思っています。

なぜなら、今まで全く甘えられなかった自分が、
彼に対して自分を出せたり、主張したりすることが出来たのです。

そう考えると、以前は苦手だった甘えるということが出来た
と前向きに捉えていただき、落ち込むどころか、
自分を褒めてあげてもいいくらいです。

その甘えるという方向性は保持したまま、
後は甘え方のバランスや程よい自分の出し方を
調整すれば良いだけなので、元カレとの経験も
必ず次に繋がると先ずは自分を信じてあげて下さいね。

そこで、参考にしていただきたいデータがあります。

ゼクシィユーザーアンケート「甘え上手とワガママの違い」
というテーマで男女両方に調査した結果です。

この男女の本音を見ると、「甘え上手」と「ワガママ」
の違いを先ずは感覚的に捉えることが可能になるかと思います。

◼️「甘え上手とワガママの違い」アンケート結果

【データ出典】
インターネットによる20～30代男女へのアンケート調査　
（調査機関：マクロミル）
調査期間：2016/4/5～4/22有効回答数：133人

先ずは女性のアンケートです。
「甘え上手」と「ワガママ」な女性の特徴を聞いた結果です。

＜甘え上手な女性＞

●「甘えても、相手が嫌な思いをしない頼み方がうまい人」（34歳）
●「男性を立て、素直に頼ることができ、褒めるのが上手な子」（34歳）
●「相手の負担にならない範囲で頼んでくる」（24歳）
●「嫌みがなく、ついやってあげたくなるようなお願い事をする女性」（27歳）
●「叶えられそうなことを、いいタイミングでお願いする」（30歳）

＜ワガママな女性＞

●「自分のことしか考えずに行動する」（21歳）
●「周りの意見を聞かない人。自分中心で生活が成り立っている人」（25歳）
●「すべて自分の思い通りにならないと機嫌が悪くなる」（26歳）
●「相手の気分を損なってでも頼み事や自分の意見を押し通す」（36歳）
●「自分が何でも一番だと思っている女性」（31歳）

「甘え上手」な女性は、叶えられそうなことをいいタイミングでお願いするとか、
相手の負担にならない範囲で頼んでくる、
などと相手を慮る気持ちがありますね。

また、男性を立て、褒めるのが上手な子という意見は、
自分だけ欲しがるのではなく、
相手にも何か与えようとする気持ちが見られます。

こういう女性は、
男性が自ら甘えさせたくなるようになるのではないでしょうか。

それに対して、「ワガママ」な女性は、
すべて自分の思い通りにならないと機嫌が悪くなる、
相手の気分を損なってでも頼み事をする、
などと自分勝手・自己チューな特徴が目立っていますね。

続いて男性へのアンケートです。

女性の「甘え上手」と「ワガママ」の違いは、何だと思いますか？」
と聞いてみると、以下のような回答が寄せられました。

●「甘え上手は相手を尊重している。わがままは自分中心に考えている」（35歳）
●「相手に『思いやりの心』があるかどうか」（34歳）
●「女性の武器を使ってくるのが甘え上手、 ただ頼み事をしてくるのがわがまま」（37歳）
●「甘え上手は計算されたもの、わがままは自己の本心に従ったもの」（28歳）
●「甘え上手はできる範囲、わがままはできないことを強制」（27歳）

女性のアンケート結果と、大きくは変わりませんが、
女性の武器を使ってくるのが甘え上手、
甘え上手は計算されたもの、
などなど、女性からすると、

「え！？そんな風に見てるんだ！」

という男性ならではのものもありました。

何となく打算的に見えるけど、それでも許せる、
というところに「甘え上手」な女性と「ワガママ」
の境界線が垣間見えるような気がしますね。

男性から見る視点と女性からの視点は、
少し違うものがって興味深いアンケートです。

◼️甘え上手になる5つのルールと伝え方

シンプルに言うと、「甘え上手」と「ワガママ」の違いは、
結局は相手を思いやれるかどうかの違いかもしれません。

しかしそれでもまだ曖昧なところもあるので、アンケート結果を元に、
「甘え上手」になる方法や「ワガママ」にならない方法を纏めてみました。

 

①相手が出来ることしか頼まない
②叶えてくれるタイミングと質は相手に委ねる
③強制はしない
④叶えてくれたら感謝を最大限に伝える、
叶えてくれなくても機嫌を損ねず変わらない
⑤普段から彼の良いところを褒める

 

これらが相手に「ワガママ」と思われず、
「甘え上手」になる方法だと考えます。

順番に説明していきますね。

 

①相手が出来ることしか頼まない

例えば、誕生日プレゼントをおねだりする時に、
相手の収入を考えて買えるものを頼むのか、
とにかく自分が欲しいからといって
相手の懐具合を考えずに頼み込むのかの違いですね。

相手が出来ることだけを考えて頼むと、
甘え上手になれそうです。

② 叶えてくれるタイミングと質は相手に委ねる

「また今度美味しいところに食事行きたいな」

とだけ伝えて後は相手のタイミングに任せる。
また、その場所が自分が思っていたような
場所かどうかを軸には考えず、連れて行ってくれたことに
満足するのが「甘え上手」だと言えるでしょう。

③強制はしない

「記念日に絶対に手書きのカードか欲しい！」
と伝えるのか「たまには手書きのカードがあると嬉しいな」
と伝えるのか。

伝え方ひとつで「ワガママ」になるのか
「甘え上手」になるのかは明白です。

④叶えてくれたら感謝を最大限に伝える、叶えてくれなくても機嫌を損ねず変わらない

ここからは「甘え上手」か「ワガママ」の境界線の話ではなく、
相手が自ら「甘えさせたい！」
と思って貰えるような人になる要素です。
相手に甘えて、それを叶えてくれたら思い切り感謝を伝えましょう。

そうすると男性からするとやり甲斐を感じます。
逆に何も反応がなかったり、感謝されてないと思われると
単なる「ワガママ」と捉えられることもあります。

また、相手が望みを叶えてくれなかったとしても、
不機嫌にならず、普段と何も変わらない態度で接するようにすると、
次の「甘え上手」に繋がるかと思います。

叶えて貰うのが当然、でなはなく、
「叶えて貰えないのが当然」
というマインドで接すると良い結果を生むかもしれません。

⑤普段から彼の良いところを褒める

この女性は「甘えさせたい！」と男性が思えるかどうかは、
普段の接し方で決まります。

いつも相手の良いところを褒めて、
男性に「自分には力がある」と充足した気持ちでいると、
甘えられても叶えようと頑張れます。

しかし、そんな風に女性が思わせていない時は、
甘えられてもそれを叶えたいと素直に思えないばかりか、
場合によっては、
「自分ばかり損してる、、」と思わせてしまいますので要注意です。

如何でしたか？「甘え上手」と「ワガママ」
の境界線をアンケート結果を元に算出し、
「甘え上手」になるルールと伝え方も具体的にお伝えしました。

男性からしても、自分の大切な女性に甘えられるのは
決して嫌な気分にはなりません。

これらを参考に「甘え上手」な女性を目指して、
彼との良好なパートナーシップを築かれることを切に願います。
間違っても「ワガママ」女にだけはならぬようくれぐれも。
これからも貴方の恋愛や結婚を心から応援しております。