第90回★婚活ブログ 【結婚したい】結婚は負のイメージ?幸せな結婚への打開策

質問者 30代女性 

私の父が浮気症だったので、

そのことでずっと苦労している母と生きてきました。

結局両親は離婚しましたが、

私は子どもの時から父と母が

言い争っているところを見たり、

時々母がヒステリックになったり、

悲しそうな顔をしていたことを思い出します。

そのせいか、幸せな結婚のイメージができません。

でも、両親がそうだったからといって、

私もそうなるとは限らないと思っています。

というか、だからこそ、

私は幸せな結婚をしたいと思っているんです。

でも、なかなか好きな人ができません。

恋愛もうまくいきません。

やはり両親の影響が大きいのでしょうか?

こんな私が幸せに結婚するためには

何をすればいいのでしょうか?

教えてください。

私は自分の人生を親のせいで

不幸になると思いたくないし、

幸せになりたいです。よろしくお願いします。

 

A あなたは幸せな結婚をすることができます。

ご質問ありがとうございます。

アドラー流恋愛トレーナーのMIHOKOです。

仲なご両親のもとで とても悲しい思いをされてきたのでしょうね。

心中をお察しいたします。

でも、自分の人生は、

両親とは違うと思っていらっしゃるところ

あなたはとても勇気がある方ですね。

「あなたは幸せな結婚をすることができます。」と

私が断言するのは、

あなたがご自分の人生を

自分で決めようとしているからです。

どんな状況に育ったとしても、

自分の人生は自分で選んでいくことができます。

でも、実はそれがなかなか難しいのです。

当然のことながら、両親の影響が全くないとは言えません。

生まれてから大人になるまでの間、

育んでくれた両親です。

その影響があっても何の不思議もありません。

良い影響も悪い影響もあるでしょう。

例えば、実際に両親が不仲でも

共に育ったきょうだいが

全く違う人生を歩んでいることは珍しくありません。

離婚する方や、結婚しない方もいるかもしれませんし、

幸せな結婚生活をしていることもあります。

これは結婚に限らず、

きょうだいの性格が違ったりするのと

同じような意味を持っています。

どんな環境の中で育ったとしても、

『自分の人生を選ぶのは自分』

です。

その環境の中で何を見て、

さらに何を選択するかは自由です。

それが、自分の生き方のスタイルになります。

自分が良くない環境の被害者という道を 進むのも、

違う道を行くのも 自由だということなのです。

 

A 客観的になって適切な行動に注目してみる

上手くいっていない夫婦関係は

二人の様々な不適切な行動によってつくられています。

アルフレッド・アドラーは、

「人生の意味の心理学」の中で、

このように述べています。

結婚は大変な仕事であり、

それ自体のルールと法を持っている。

われわれは、協力と言う永遠の法を侵害することなしに、

1つの面に焦点を当て他の面を無視することを選べない。

「人生の意味の心理学」(下)

「夫婦」や「家族」はチームのようなものです。

構成する人々が協力し合って初めて

良好な関係が築かれますが、

協力しようとする気持ちがなければ

チームはバラバラになってしまうでしょう。

“上手くいかないのは相手のせいだ”

“自分が不幸なのは相手に原因がある”

そう考えたくなる時は 協力しようと考えていないものです。

そして、相手の不適切な行動のみに

注目していることが多いのも事実です。

たとえ良好な関係を築いていたとしても、

適切な行動はあたりまえなので注目しづらいものです。

ですから、つい

『人は不適切な行動』

に注目してしまうものなのです。

あなたが自分の課題に向き合うためには

ご両親を少し離れたところから

客観的に眺めてみる必要があると思います。

きっと、ご両親から学ぶことがあるはずです。

 

A 自分自身を勇気づけることがあなたの未来を切り開く

両親の肯定的な側面に注目することによって

新たな気づきがあるかもしれないのです。

そして、無理やりでもいいので

楽観的に今の状況捉えてみましょう。

そうすることによって、あなたの本当の魅力や、

才能を認識することができるようになるはずです。

さらに

“自分で自分の人生を切り開いていきたい”

“そのために何をしたらいいのか知りたい”

そういう願望があなたの中にある限り、

あなたの人生は肯定的に発展していくはずです。

あとはそんな自分のことを信頼するだけなのです。

実は、起こっている出来事を

楽観的に捉えるためには勇気が必要です。

でも大丈夫、あなたにはその勇気があります。

アルフレッド・アドラーは、このように述べています。

「楽観主義とは、その性格発展が大まかに言って、

ほぼまっすぐな方向をたどるような人々のことである。

これはあらゆる困難に勇敢に立ち向かい、

それらを難しいこととは受け取らない。

彼らは自信を持っており、

人生に対する有利な立場をたやすく見出してきた。

彼らは過度の欲求を持たない。

なぜなら彼らは良い自己評価を持っており、

無視されているとも感じないからである。

それ故彼らは、人生の諸困難に

他の人々より容易に耐えることができる。」

あなたの人生がハッピーになるように

一緒に勉強していきましょう。

ご質問ありがとうございました。

参考文献 アルフレッド・アドラー 「人生の意味の心理学」アルテ