第114回★婚活ブログ【恋愛相談】遅刻癖がある彼には愛されてない? 不安解消の鍵は心に巣食う〇〇!

いつも遅刻する彼と上手く付き合う方法

質問者  20代女性  

 

半年つきあっている彼がいます。

はじめの頃からずっとそうなのですが、
デートの時はいつも遅刻してきます。

彼とはとても気があうし、
お付き合いは順調何です。
だから、遅刻するのはあたりまえみたいに
なっていて気にならなくなっていたんです。

でも、この間
友達と話していたら
「それって、ひどいよね、、、」って
言われて・・・急に不安になってきました。
もしかしたら
私のことは適当に考えているのかな?とか
今まで考えなかったことを考えてしまうんです。

どうしたらいいんでしょうか?
いつも待たされているって、やっぱり変ですよね。

ご質問ありがとうございます。
アドラー流恋愛トレーナーのMIHOKOです。

フトした瞬間に、
あたりまえだと思っていることが気になり始めて
あらためて、
「コレまずいんじゃないかな?」
と思うことありますよね。

そんな時は、少し客観的に考えてみましょう
彼の行動の目的がどういうものなのかを知れば
二人が幸せになるために
あなたがどんな行動をとったらいいのか
わかるかもしれません。

A 彼には「ためらい」の気持ちがある。

今日は始めにアドラーの言葉をお伝えしましょう。
そして、その解説をしながら
彼の目的を考えてみたいと思います。

適当な言い訳もなくデートに遅れる恋人を信じてはならない。
このような行動は、ためらいの態度を表している。

アルフレッド・アドラーは「個人心理学講義」の中で、
遅刻して来る恋人に対してこのように言っています。

私が参考文献として提示したのに
このようなことをお伝えするのも何ですが、
「信じてはならない」とは
ちょっと厳しいですね。

確かに、明らかに毎回遅れてくるとなると、
そこに何か別の意図があるようで
彼の気持ちを疑いたくなっても不思議はないでしょう。

まぁ、確かに人の行動や言動には明確な目的があり
本人もそれを認識していない場合もあります。
あなたとの約束をどのくらい大切に考えているかが、
その行動にあらわれるのです。

ですから、彼を信じるか信じないかは別として、
アドラーの言うように、
彼に「ためらいの気持ち」がある可能性は
考えられるのです。

A ためらうのは、あなたとのお付き合いがとても順調だから

例えば、もし
「ためらい」があるとしたら、その目的は何でしょう?
何のために、ためらうのかを考えてみましょう。

ところで、
なぜ順調なのに「ためらう」のか
不思議に感じませんか?

そうです。
実は、彼にとってあなたとのお付き合いは、
過去の恋愛と比べると、とても順調ではないでしょうか?

人は過去の経験から、想像以上にうまくいっているとき
「それを手放したくない」
「同じ失敗をしたくない」という気持ちから
自分を疑ってしまうことがあります。

「こんなに上手くいくなんて、
何か気をつけなきゃいけないことがあるんじゃないか」
「こんなに上手くいくはずがない」
「こんなに上手くいっているなんて
何か罠があるかもしれない」

といったような

“根拠のない不安”

を抱くことがあるのです。

その、根拠のない不安から
ためらいの感情を作りだしてしまうのです。

でも、大丈夫ですよ。

あなたの対応の仕方によって、
彼の対応も変わる可能性があります。

実はこの段階は、2人の対等な関係を築いていくために、
とても重要なポイントなのかもしれません。

A あたりまえに注目して、とにかく彼を勇気づける。

何で遅れてくるんだろう?って、原因に注目しがちです。

でも、原因ばかりを考えていてもわからない
彼の目的に注目してみました。

そして、ためらいは、彼の不安感や自信のなさから
生まれてくることがわかりましたね。

それが、彼のためらいの感情を
作り出しているものの正体なのです。

それに対して、あなたができることは
とにかく彼を勇気づけることです。

では具体的にどんなことをしたら良いのか
少しだけ例をお伝えしておきましょう。

例えば・・・
重たい荷物を持ってくれる、
席を確保してくれる、
話を聴いてくれる、
買い物につきあってくれる、
食事の好みを尊重してくれるなどなど。

半年間につくられた「あたりまえ」に注目して、
それに関心を示します。

いつもは言わないタイミングで
さりげなく「ありがとう」って言ってみるのです。

彼を勇気づける一番簡単な方法は、

『感謝を言葉で伝えること』

それを、根気強く続けましょう。

彼にとって、遅刻するメリットがなくなれば、
自然に行動は変わってきます。

是非、二人の末長い未来のために
じっくり試してみてくださいね。

参考文献 アルフレッド・アドラー「個人心理学講義」アルテ