相談者【40代女性】
Q.先日、私の友人が彼と別れました。
「恋人としてはいいけど結婚は考えられない、、」
と彼に言われたそうです。
彼との将来のことも友人はいろいろ真剣に
伝えていたみたいですが、それが叶わないならと
別れを決断しました。
ただ、結婚できない明確な理由も分からないままの
別れだったので可哀想でもありました。
そこで聞きたいのが、彼女の何がいけなかったのでしょうか?
実は私も、今更ですがこれから婚活を始めます。
単なる彼氏ではなく、将来の旦那さんになる人と
お付き合いしたいので、
男性が結婚したくないという本音が分かれば
教えて欲しいのです。
A.結婚は過度なプレッシャーを感じる男性が多い!
こんにちは、一般社団法人 恋愛・結婚アカデミー協会
代表理事の井上敬一です。
今回の相談内容を結論から述べますね。
彼は、彼女が結婚を焦っていると感じてしまったこと。
そして、自分の気持ちが取り残されていると
彼が思ってしまったことが原因でしょう。
もちろん、彼女はそんな風には考えていないとは思います。
しかし、よく言われるように、男性は恋愛と結婚は別物と考え、
結婚という二文字には、かなり重い責任がのし掛かります。
なので、彼女の何気ない発言や行動に、
彼は勝手にプレッシャーを感じてしまっていたのです。
上から目線に感じるかもしれませんが、
男の中で結婚とは、一生涯彼女の面倒を見ていくということ。
その為に経済的にも精神的にも、
自分が一人前になる必要があると考えます。
「女性を守っていける力があるのか?」
「今の仕事のままでいいのか?」
場合によってはそんなことまで自問自答しています。
また、自分がやりたい仕事や趣味よりも、
家族を優先するという覚悟も必要だと思っているので、
より一層、結婚には過度なプレッシャーを
男は勝手に感じているのです。
相談者の友人は、彼に将来のことを真剣に
いろいろと伝えていたということ。
今迄述べてきたから想像できるように、
彼女は普通に将来の話をしているつもりが、
彼が結婚を迫られているように感じたり、
自分の気持ちは考えずに一人走りしているように
思えてしまったのでしょう。
結婚は当然、二人の合意があってのこと。
彼からすると、自分のことをあまり考えてくれない彼女とは、
直ぐには結婚を決められない。
彼女というポジジョンのままでじっくりと将来を
考えられる人かどうかを見極めたかったというのが本音でしょう。
「恋人としてはいいけど、結婚は考えられない」
という彼の発言の裏には、
このような女性が知り得ない男の考えがあったのです。
これから婚活する女性は、先ずはこの、
「結婚に対する男性の勝手なプレッシャー」
を頭に入れておいて下さい。
そうすると彼への接し方や、言動、行動も
自然と変わってくると思います。
彼の気持ちを考え、彼に取り残されていると感じさせずに、
ごく自然に結婚への道のりを歩んで頂きたいと思います。
◼こんな婚活アピールはNG!
ここで婚活中の女性に伝えておきたい事実があります。
私が主催する勉強会などで、
男性に実際にヒアリングしてきたものです。
婚活女性のこういうところに引いてしまったという
特徴をいくつかご紹介します。
これらの、言わば「地雷」を踏まないようにするだけでも、
恋人から結婚に繋がる可能性が高まります。
また、今迄の努力やお付き合いが、ムダになる
破局の予防にもなると思いますので、
男性の本音の声と共にお伝えしますね。
【男が思わず引いてしまう婚活アピール】
1.結婚したい理由の一番が子供が欲しいから
女性からすると当たり前のことだと思いますし、
年齢のことも考慮すると、殊更に強調しがちなことでもあります。
しかし、それが結婚したい理由だと言われる
男性の気持ちとしてはどうでしょう。
「自分でなくてもいいのでは?」
と感じてしまうこともあるのでNGなのです。
□「本当に自分のことが好きなのか疑問に思ってしまいますね」
(40代 ITエンジニア)
□「俺たちは種馬じゃない!(笑)と感じる瞬間でちょっと冷めちゃいます」
(30代 会社役員)
このような男性の思いがある以上、解決法としては、
たとえ子供が欲しい理由が結婚の理由として
大きかったとしても、そこをあまり強調しないこと。
あくまで彼を愛しているから、
あなたと結婚したいのだということを
強調するのが良いですね。
子供が欲しいということに、彼が同意見だとしても、
「愛しているあなたの子供が欲しい」
と伝えられるのと、
とにかく子供が欲しいから結婚したいと
伝えられるのとでは雲泥の差です。
彼の捉え方で結婚できるかどうかが決まり、
結婚後の生活にも大きく影響を及ぼします。
ここは丁寧に伝えていく必要がある
ということを忘れないで下さいね。
2.結婚後は専業主婦になりたいと何度も言う
この意見は出来れば男性側も尊重したいところ。
しかし友人や恋人の段階から何度もアピールされると、
男としては、彼女がラクしたいかのように思えてしまい
引いてしまうのです。
現実的には専業主婦の方がキツいことも多々ありますが、
仕事命で生きてきた男としては、専業主婦がラクしているという
勝手な先入観があるということですね。
□「僕の仕事の状況を考えてくれてるのかなと思ってしまいますね」
(30代 営業職)
□「もっとあなたの収入を上げなさいよ!と無言の圧力を感じて正直引きます」
(40代 経営コンサルタント)
こういった男性の意見があることは事実です。
解決法としては、彼の仕事の状況に目を配り、
今後の将来設計などを彼はどう考えているのかを
先に聞いておく。
その際に専業主婦をしてもいいという選択肢が
彼の中であるならば、
自分もその希望があることを後から伝えるのが良いです。
また、もし彼が共働き希望だとしても、
彼の意見を先ずはしっかりと聞き、
その後に自分は専業主婦を考えているということを伝える。
そして
「後はあなたに任せるね」
と話す。
男は何事も自分で決めたい生き物ですし、
大切な彼女の要望には応えてあげたいという男気もあります。
時間を掛けながらでも、
女性の希望に添えられるように持っていくことでしょう。
ポイントは、彼の話をしっかり聞いて、
その意見を理解し肯定する。
そのうえで押し付けでなく、自分の希望を述べる。
後は彼の考えに任せることですのでお忘れなく。
3.とにかく男性のスペックを知りたがる
出来ればハイスペック男子と結婚したい
という女性は多いとは思います。
しかしながら、それが露骨に見えてしまうと、
男としては自分ではなく、条件で選んでいると感じてしまいます。
最悪、この女性はお金目当てという
レッテルを貼られてしまことも。
これでは人間性までも疑われてしまい、
結婚が遠去かりますので要注意ですね。
□「初対面の時から会社や役職を根掘り葉掘り聞かれました。
嫌な気持ちになりウソをついたのを覚えてます(笑)」
(30代 建設業)
□「男を紹介してと言ってきた女性の条件がやたらうるさく、
そういう女性に友達を紹介したいとは思えませんでした」
(40代 会社経営)
女性からすると当然確かめておくべきところも、
男の本音としてはこうやって引いてしまうことが多いのです。
解決法としては、最初からスペックを聞くのではなく、
彼から言ってくるまで待つ。
或いは、僕がいつもコミュニケーション講座で伝えている、
「自己開示の法則」
を使う。
これは自分が聞きたいことは、先に自分が言うと
相手も話しやすくなるというテクニック。
仕事を聞きたいなら、先に自分はこういう仕事をしている。
年収を聞きたいなら、自分はこういったキャリアで、
今はこれくらい収入を貰っていると伝える。
その後で、
「失礼ながらあなたは?」
と聞くと意外とすんなり答えてくれます。
ポイントは聞きたいことを聞けたら、そこを深掘りせずに、
最後はもう一度自分の話に戻すことです。
そうすることで彼は聞き出された感がなく、
彼女が話すついでに聞かれたのだと相手が認識し、
嫌な感じが払拭できます。
結婚はスペックや条件よりも、価値観が大切ですが、
どうしても彼のスペックを知りたい時は使えるテクニックです。
◼男の方が実はロマンチスト!
ここまで、男性が思わず引いてしまう本音と、
その解決法を見てきました。
全体的に言えるのは、男は自分のことを
尊重してくれなかったり、愛してくれていないと感じる
婚活女性が嫌になるということが判明しました。
結婚とは、これからの将来設計や、
仕事をどうするのか?子供は何人?
その為には幾ら必要?
などと現実的なことを話しておく必要があります。
しかし、ヒアリングの結果を見ると、男の場合は、
「何より気持ちが大事だろ!」
という想いを重視している気がします。
結婚となると、意外と男性の方が
ロマンチストな感じですね。
ですので、逆に言うと、
「あなたを一途に愛し、大切にしていますよ」
ということがしっかりと伝われば、男は満足し、
女性の理想の結婚を叶えようとするのではないでしょうか。
既に女性の中ではそのように思っている方が殆どです。
よって、男性にしっかりとその想いを伝えるだけでも、
あなたの幸せな結婚が成就する可能性が非常に高くなります。
私自身がコミュニケーション講座をずっとやってきて
感じることがあります。
人間が思っていることは相手に伝わっていないことが多いのです。
話したつもりにならず、しっかりと相手に伝わるコミュニケーションを取り、
男性を安心させてあげて下さいね。
それが結婚後にもハッピーな家庭を築く一番の秘訣です。
これからも貴方の結婚を心から応援しております。
投稿者プロフィール
- 兵庫県尼崎市出身。立命館大学中退後、ホスト業界に飛び込み1ヶ月目から5年間連続ナンバーワンをキープし続ける。当時、関西最高記録となる1日1600万円の売り上げを達成。業界の革命児として、PrinceClubShionをはじめとしたシオングループオーナー業を経て、現在は実業家として企業、個人のブランディングやアパレル、サムライスーツなどのプロデュースを手掛ける他、人に好かれるコミュニケーションを伝える研修・講演を展開している。
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