質問者 30代女性
1年半つきあっている3つ年下の彼がいます。
彼のことが大好きなので、私は自分ができることは、何でもやってあげています。
でも、彼の態度がだんだん冷たくなっていくような気がします。
彼に嫌われるようなことはしないように気をつけてきたのですが、一体どうしたらいいのでしょうか?
A .「尽くしすぎる=彼の自信を奪う」という法則を覚えておきましょう。
ご質問ありがとうございます。
アドラー流恋愛トレーナーのMIHOKOです。
あなたが彼に愛されるために一生懸命していることが、実は彼のやる気や自信を奪うことになってしまうことがあります。
あなたが彼に尽くすのは、
「彼にとってかけがえのない存在になりたい」
という願望を達成するためではないでしょうか?
そして、その気持ちが強ければ強いほど、やり過ぎてしまうのかもしれませんね。
彼もはじめは嬉しく感じますが、だんだん自分でするよりもあなたにしてもらった方がうまくいくことに気づきます。
あなたの方が優れていると感じるのです。
「自分はあなたよりも劣っているかもしれない」と思うかもしれないのです。
「え〜っ、そんなことで?!」と思われるかもしれませんね。
でも、心あたりはないですか?
もちろん彼は、その気持ちを表現しません。
あるいは、気づきたくないことなので自覚しないようにします。
こういった心理は、別に彼に限ったことではなく、あなたにも起こりうることです。
「はじめは嬉しかったのに気分が落ちる、どうしてだろう?」
おそらくその理由は彼にも理解できないでしょう。
なぜなら、理解したくないからです。
あなたにとって「頼りになる男」でいたいのに、それができない。
実際にはそんなことはないのですが、そういった気分になっていく可能性が高いのです。
A.嫌われたくないからといって彼にあわせてばかりではダメ
あなたが彼のためにしていることは、実は自分のためではないでしょうか?
彼に認められたい。
女性として、できる自分をアピールしたい。
大事にされたい。
ほかの女性よりも良いと思ってほしい。
その気持ちはわかります。でも、やり過ぎはNGです。
アドラー心理学の第一人者である岩井俊憲先生はこのように言っています。
「他者から好かれたい、嫌われたくない」という思いの根底には、自分で自分を受け入れられない、自分で自分を勇気づけできない、否定的な側面があることを知っておきたいものです。
(ものの言い方1つで幸せになる大人の心理術 明日香出版社)
さらに、お付き合いが長くなれば、自分が受け入れられているかどうか不安になることもあるかもしれません。
そんなときは、ここまで二人でやって来たことを振り返ってみましょう。
「あなたが彼にすること」と「彼があなたにすること」のバランスを考えて行動すれば大丈夫。
改善点があるならば、具体的にできることからやってみるのです。
そして勇気をもって今の自分を信頼しましょう。
参考文献 岩井俊憲 ものの言い方1つで幸せになる大人の心理術 明日香出版社