質問者 20代女性
付き合い始めて2ヶ月の彼がいます。
最近ちょっと疑問に思うことが出てきました。
彼はとっても自慢する人なんです。
はじめは気にならなかったんだけど、今は自慢話を聞いていると気分が悪くなります。
先日彼の友達にあった時には、私の学歴や仕事のことを友達に自慢するんです。
ビックリしました。
このまま自慢話を聞き続けるのはいやなんですが・・・
別れた方がいいでしょうか?
A 自慢話ばかり聞いているのは楽しくないことを彼に伝えましょう。
ご質問ありがとうございます。
アドラー流恋愛トレーナーのMIHOKOです。
お付き合いを始めて2ヶ月ですか、彼の癖とか、好みのようなものがわかってくる時期、お互いに自分の良いところを知って欲しい気持ちでいっぱいですね。
そうは言っても、いつも自慢話を聞かされるのはウンザリかもしれません。
でも、何も伝えないで別れるなんて言わないで、あなたの気持ちを伝えましょう。
もしかしたら、彼にはその自覚がないかもしれないのです。
ビックリしましたか?
でも、自分の話していることが相手にどう伝わっているのか、なかなかわからないものなんです。
例えば、話し手と聞き手のバランスも、かなり意識していないと自覚するのは難しいのです。
気がついたら自分ばっかり話していた、なんてことは良くあるんじゃないでしょうか?
彼の自慢話も、話す分量と同じで、あなたが感じているのと、彼が自覚している感覚には大きな相違があると思われます。
あなたに会うと、自動的に自分の優れていることをアピールしたくなってしまう傾向があるのでしょう。
そんな彼とあなたが仲良く付き合っていくためには、きちんとあなたの気持ちを伝える必要があります。
言いづらいかもしれませんが、何も言わないで別れてしまうのは彼にとっても最悪のパターン。
是非、あなたの気持ちを伝えましょう。
それで、彼がどういう対応するのかを確認してからでも別れるのは遅くありません。
A 「あなたは自分に対する期待がすごく高いのね。でも、自慢話は聴きたくないわ。」
彼とのお付き合いを前向きに考えるなら、彼の自慢話が適量になってほしいですね。
自慢は優れていることをアピールして、そこに注目させるのが目的です。
さらに自分でも気づいていない可能性があるのですが、「劣等感」を隠すためにしていることもあります。
「劣等感」は誰にでもあるものです。
他者と比較して感じることもありますが、自分の理想が高すぎる時、理想の自分に今はまだなっていないと感じるときにも「劣等感」がうまれます。
自分に期待すること、理想を掲げることは良いことです。
でも、高すぎる期待や理想は、不安や焦りも作ります。
そして、それを克服できないないなら、いっそのこと諦めてしまおうと思うのです。
でも、お二人がお付き合いをしたことによって、お互いが相手をサポートしながら劣等感を克服することができたら、とても嬉しいですね。
ロバート・W・ランディンは「アドラー心理学入門」の中で以下のように述べています。
劣等感は、大部分は特に異常ではありません。
人生と成長の一部なのです。
大人になるまでの各段階で、私たちはその埋め合わせをするでしょう。
彼にあなたの気持ちを伝えるときは、なるべく肯定的な言葉を使うことをお勧めします。
くれぐれも彼を責めるような口調にならないように気をつけましょうね。
例えば、
「あなたは自分に対する期待がすごく高いのね。でも、自慢話は聴きたくないわ。」
と言ってみてはいかがでしょうか?
あなたの一言がきっかけになって、劣等感を克服し自慢話をする必要がなくなるとしたら嬉しいですね。
彼のピンチが、あなたの一言でチャンスに変わるかもしれません。
何もする前に諦めないで、建設的に取り組んでみましょう。
参考文献 「アドラー心理学入門」著 ロバート・W・ランディン 一光社