質問者 20代女性
3ヶ月まえから5つ年上の彼とつきあいはじめました。
はじめのうちは気にならなかったのですが、最近は嫉妬されることが多くて困っています。
私のことを大事にしているからだと言うのですが、友達と会っていても機嫌を悪くします。どうしたらいいのでしょうか?
A.たとえ彼の機嫌が悪くなっても自分の意見は主張しましょう!
ご質問ありがとうございます。
アドラー流恋愛トレーナーのMIHOKOです。
彼の機嫌が悪くなっても、あなたは感情的にならず、自分の意見を主張しましょう。
「感情的にならない」ことがとても重要なポイントです。
そもそも嫉妬はネガティブな感情の一つです。
あなたが感情で対応すると彼は、
「同じようにネガティブな感情の領域に入って来てくれた。」
「この感情に関心を持ってくれた。」
と受け取ります。
同じ土俵に乗ってしまうことになるのです。
ですから、感情的になって、怒鳴ったり、ヒステリックになるのは厳禁です。
自分から「嫉妬の罠」に陥るようなものなのです。
ですから、彼の言動に落胆や寂しさを感じたとしても、絶対に感情的になるのはNGです。
冷静に自分の気持ちを伝えましょう。
あなたの誠実さや正直さを伝えるほうが、ずっと彼の気持ちを沈める効果があります。
それでも、なお、感情的な言動が続くときは、勇気を持ってその場をリセットすることです。
たとえば、場所を変える。出先なら化粧室に行くなど、言葉ではなく行動でその場の雰囲気を切り替えましょう。
電話の場合は、
「トイレにいくからいったん切るね。」
と言うのもいいかもしれません。
とにかく、「彼の感情と同じ領域に入らない」とうことを徹底しましょう。
A.嫉妬の目的を見極めましょう。
R・ドライカーズは「人はどのように愛するのか」の中で、嫉妬をする目的は4つあると言っています。
- 欠点の言い訳をするため
- 注目・関心を引くため
- 主導権を得るため
- 復讐をするため
さらにW・Bウルフは「どうすれば幸福になれるか(上)」で、以下のように断言しています。
誰かを嫉妬するというのは、その人を所有する、あるいは所有しようとすることである。
嫉妬は最も非人間的で、破壊的な感情の一つである。
弱い人、臆病な人、無知な人の用いる道具であり悲劇を招くだけで何の効果もない。
嫉妬する人は、愛する人を傷つけます。
それにも関わらず、「愛や信頼」に強い関心があるかのように振舞うのです。
でも、人は愛していなくても嫉妬します。
自分の意見をきちんと伝えること。
そして、彼が聞く耳を持たないと感じても、勇気を持ってポジティブな感情を表現しましょう。
嫉妬は愛情ではありません。嫉妬する人は臆病なのです。
自分を信頼できず、恐れています。
ネガティブな感情の渦に巻きこまれないように気をつけましょう。
参考文献
R・ドライカーズ 人はどのように愛するのか 一光社
W・Bウルフ どうすれば幸福になれるか(上)一光社