質問者 30代女性
半年前に結婚相談所に登録しました。
そして、相談所の先生の言う通りに頑張りました。
気分が乗らない時もありましたが、 結婚したかったので頑張っていたんです。
でも、こんな自分は誰からも愛されないのかもしれない・・・
今はそんな気持ちになっています。
私がちょっといいなと思う男性に、私は選ばれません。
逆に、お見合いを望んでくださる方に好意を持つことができません。
相談所の先生からは、少し条件を変えてみてはどうかと言われました。
私の希望は、今の私には高望みなのでしょうか?
実は、もう結婚したいのか、したくないのか わからなくなってしまいました。
とても疲れています。
私はこれからどうしたらいいのでしょう・・・
よろしくお願いいたします。
A 今の自分を認めることができるのはあなた自身です。
ご質問ありがとうございます。
アドラー流恋愛トレーナーのMIHOKOです。
半年間一生懸命に婚活をなさったのですね。
頑張りましたね。
でも、思うような結果が得られず、 自信を失っていらっしゃるのでしょう。
少し疲れてしまったのだと思います。
こんな時は、まず今の自分を認めて、休息を取ることをお勧めします。
そうは言うものの、自分のことはなかなか認められないものです。
それは、自分の顔を客観的に 見ることができないのと同じようなことです。
例えば、鏡に写っている顔や、 写真の顔は、リアルな自分の顔とは違います。
自分の顔は他の人が見るように見ることはできません。
同じように、心を見つめて自分を認めるのはとても難しいのです。
『私は。。。だ。』
『私は。。。に決まっている。』
『私は。。。でなければいけない。』
といったような思いもありますよね。
自分らしくあるために必要なことかもしれません。
個性とかアイデンティティとか、 私らしさと表現するものです。
ただ、それらの思いが強すぎると、 シンプルに生きることが難しくなってしまうのです。
A 「こうあるべき」を一時的に手放して楽観的に考えてみる
あなたの「こうあるべき」を 一時的に手放してみてはいかがでしょうか?
『私はこうしたい。』
『私はここに行きたい。』
『私はこんな人生を生きたい。』
ちょっと無理やりでもいいので、楽観的に考えてみます。
そして過去の自分を振り返ってみましょう。
人生には楽しいことばかりではなく、 辛いことや、苦しいこともあります。
あなたの人生にどんなことが起こったかわかりませんが、 そのたびごとにあなたは成長してきました。
例えば、赤ちゃんの時、 あなたは歩くことができませんでした。
けれど、何度も転んだり、 つまずいたりしながら、あきらめずに挑戦しました。
その結果、あなたは今、当たり前のように歩いています。
人は誰しも、様々な困難を克服して今の自分を作っているのです。
そんなことはあたりまえだと思うかもしれませんが、
「あたりまえ」なことには価値があるのです。
自分を認めるとはこのようなことなのです。
A 自分自身を勇気づけることがあなたの未来を切り開く
婚活に限らず、 自分の人生の中で困難な出来事に直面した時
“今起こっている出来事は、自分にぴったりな出来事だ。 だから、必ず乗り越えることができる“
と考えることもできるし、
“こんな大変なことは私に乗り越えられるわけがない”
と考えることもできます。
実は、起こっている出来事を楽観的に捉えるためには勇気が必要です。
でも大丈夫、あなたには勇気があります。
その証拠に、あなたは他者との 親密な関わりを作ろうと努力してきました。
結婚しようと考えていること自体、 とても勇気のあることなのです。
そんな自分をあなた自身が 受け入れてみてはいかがでしょうか?
「人間知の心理学」でアルフレッド・アドラーは、 このように述べています。
「楽観主義とは、その性格発展が大まかに言って、 ほぼまっすぐな方向をたどるような人々のことである。
これはあらゆる困難に勇敢に立ち向かい、 それらを難しいこととは受け取らない。
彼らは自信を持っており、 人生に対する有利な立場をたやすく見出してきた。
彼らは過度の欲求を持たない。
なぜなら彼らは良い自己評価を持っており、 無視されているとも感じないからである。
それ故彼らは、人生の諸困難に他の人々より 容易に耐えることができる。」
あなた自身が「今の自分はこれで良い。」 と考えられるようになると世界は変わります。
でも、
こんな自分ではだめだ。
こんな自分は愛されない。
こんな自分が選ばれるわけは無い。
そうあなたが信じていれば、そうなるでしょう。
なぜならば、あなたの人生はあなたのものだからです。
あなたの人生の主人公はあなたです。
ですから、あなたが思い描いたようになっていくのです。
今の自分を認めて、休息を取りましょう。
そして、心身ともに充電したら、 楽観的に再トライしましょう。
大丈夫です。
あなたには勇気があります。
応援しています!
ご質問ありがとうございました。
参考文献 アルフレッド・アドラー 「人間知の心理学」アルテ