ジャニーさんに学ぶイイ男の育て方

質問者　２０代女性

彼と付き合い始めて4ヶ月経ちました。
最近慣れてきたのか彼の態度が気になります。

デートのときに、
なんか機嫌が悪そうだったり
仕事の愚痴を言ったりするようになりました。

初めの頃はそんなこと言わなかったのに・・・
前回のデートの時、

「デートの時に仕事の愚痴は聞きたくないなぁ、
楽しみにしてたのに・・・」

って言っちゃったんです。

そうしたら、
彼、黙っちゃって、雰囲気は最悪でした。

彼のこと大好きなんです。
でも、こんな時、なんて言ったら良かったんでしょうか？
わからなくなってきちゃいました。
教えてください。

A　ダメだしする以外にできることを考えましょう！

ご質問ありがとうございます。
アドラー流恋愛トレーナーのMIHOKOです。

楽しいデートのはずが、ちょっとした一言で、
二人の雰囲気が悪くなってしまったのですね。

こんな時、どうしたらいいんだろうと、
考えてしまう気持ち、お察しします。

楽しみにしていたデートの時に
彼の愚痴よりも、もっと楽しい話がしたいですよね。

でも、それは二人とも
同じ気持ちだったのではないでしょうか？

ということは、
彼の言動は「失敗」だったと言えるかもしれませんね。

では、彼が明らかに「失敗」してしまった時
パートナーであるあなたに
できることはないのでしょうか？

こんな時こそ、二人で協力して、
良い雰囲気を作りたいものです。

彼の言動にダメだしをする以外に
できることはないのか
考えてみましょう。

A　人間は失敗から学んだことは忘れない

先日亡くなったジャニー喜多川さんは、
ジャニーズ事務所社長として
ご存知の通り、多くの人気タレントを
育成してこられました。

誰もが認める「イイ男」を
どんどん育てているのですから
何かヒントがあるかもしれませんね。

ジャニーさんといえば、

「YOU、やっちゃいなよ」

というセリフが有名ですが、

『人間は失敗から学んだことは忘れないもの。
完璧な人間なんて信用できない』

という考えがベースになっているそうです。

まだ未熟なタレントにも失敗を恐れず、
どんどん挑戦させるからこそ
ジャニーズは他に類を見ない
「イイ男」が育つのですね。

では、二人の関係が良くなるように
彼をイイ男に育成するためには
どんな挑戦ができるか考えてみましょう！

A　ちょっとだけ彼を優先して考えてみる　

楽しいはずのデートの時に
つい言ってしまった仕事の愚痴。

彼があなたに心を許しているからこその
失敗と考えることもできます。

なので、彼の失敗をとがめる前に、
ちょっとだけ自分のことよりも
彼の気持ちを優先して考えてみましょう。

そして、彼の気落ちを想像してみます。

。。。

～彼の気持ち～

『誰に対しても、愚痴はNG』ということはわかっている。

そして、何が理由かはわからないけれど
勇気がくじかれている状態・・・

愚痴を言うのは良くないのは、分かっている
けれど、心を許しているあなたに、話を聞いて欲しい・・・・

。。。

という感じだと思います。

ということは、
彼を勇気づけることができるのは
今は、心を許しているあなただけかもしれないのです。

アドラー心理学の第一人者である岩井俊憲先生は、
「マンガでやさしくわかるアドラー心理学 人間関係編」の中で、
「勇気づける」ことは、 尊敬 信頼 共感がベースになっています。
と言っています。

そして「勇気づけ」について
以下のようなポイントをあげています。

勇気づける→１困難を克服する活力を与えること
　　　　　　２相手が達成した時だけでなく失敗した時も（無条件）
　　　　　　３行為に対して与えられる
　　　　　　４共感的態度
　　　　　　５対等の関係

例えば、こんなセリフはいかがでしょうか？

「あなたが愚痴を言うなんてめずらしいね、
きっととても忙しかったのね。
でも、そんな時だったのに、時間作ってくれてありがとう！
（今日は会えてうれしい。）」

もしもあなたが、二人の関係の中で
いつも自分を優先して考えていたら
彼の失敗に対して
ダメだししたくなるかもしれません。

でも共感的態度で、
彼を“勇気づける”ことができれば、
やがて信頼関係が育まれます。

誰だって、自分を勇気づけてくれる人とは
ずっと一緒にいたくなるものです。
彼はもっとあなたのことが好きになるかもしれません。

日頃から小さな勇気づけをしていると、
対等で良好な関係がつくれます。

何か悩み事ができたときに、
勇気づけてくれる人がそばにいると、
克服できるような気持ちになるものです。

ちょっとした失敗は、ほめられないけれど、
勇気づけることはできます。

そして、ジャニーズみたいな「イイ男」に
あなたが彼を育成しちゃいましょう！
是非、挑戦してみてくださいね！

参考文献　マンガでやさしくわかるアドラー心理学 人間関係編　岩井俊憲
日本能率協会マネジメントセンター