第37回★婚活ブログ 結婚を望んでいたのに。なぜか感じる結婚に対する不安の原因

 

質問者 20代女性

 

4年間付き合った彼と結婚することになりました。

 

大学1年の時に彼と出会いました。

すぐに結婚したかったのですが、お互いの両親に反対されました。

 

それで、家族に認められるように、いろんなことがんばってきました。

バイトして、貯金もしました。

今は大学卒業後の就職も決まって、とても幸せです。

 

二人とも、結婚することを目標にしてきました。

 

今までは目標に向かって進んできたんですが、実際に結婚となると、何か変わるのでしょうか?

 

結婚してから先のことは何も考えていなかったので、ちょっと不安になっています。

 

 

A  共に「敵」と戦った仲間であることを忘れない。

 

 

ご質問ありがとうございます。アドラー流恋愛トレーナーのMIHOKOです。

 

おめでとうございます!

 

目標に向かって、すごくがんばってきたことが伝わってきました。

お二人の関係がこれからもずっと継続するために、いくつかお伝えしますね。

 

二人は今までチームとしてそれぞれの家族という敵と戦ってきました。

 

「敵」なんて言うと抵抗があるかもしれませんが、わかりやすくするためにあえて「敵」と表現しますね。

 

この戦いは、自分たちが、ちゃんとやっていけることをわかってもらうために、どうしても避けることのできない過程でした。

だから、力を合わせてがんばっていらしたことでしょう。

 

4年間、お二人は同じ方向を向いていました。

 

そして、一つのチームの一員であるという認識が強かったと思います。

恋人というよりも、仲間ですね。

 

同じ敵に向かって共に戦う同士のような感覚です。

 

おそらく、今のあなたが不安を感じるのは、結婚することによって、この感覚が変わっていくからなのです。

二人が結婚すると、今まで「敵」だと思っていた存在は消えます。

 

だから、もう戦わなくても良いのです。

 

戦う必要がないので、同じ方向を向いていなくても良くなります。

すると今度は、二人が向き合うことになります。

 

A 「私たちは同じチームの一員である。」という感覚を持ち続ける。

 

ここが最大のポイントなんです!

 

同じチームの一員であるという感覚を持ち続けてください。

たとえ、目に見える「敵」の存在がなくても、二人はチームであることに変わりはないのです。

向き合った彼を絶対に「敵」と捉えてはいけません。

協力することを、是非、忘れないでください。

 

「私たちはこれからも、同じチームの一員である。」という感覚を持ち続けましょう。

 

アルフレッドアドラーは「人生の意味の心理学」の中でこのように語っています。

 

 

あなたには価値があり、あなたが他の誰にも置き換えられず、あなたのパートナーはあなたを必要とし、あなたはよく振る舞っていて、良い仲間で真の友人であるという感覚である。

 

 

対峙する敵の存在があっても無くても、二人はチームです。

あなたが不安を感じるのは、この形が変わることを察知しているからだと思います。

そうです。あなたはとても芯が強く、前向きで、さらに鋭い感覚を持っていらっしゃいます。

だからこそ、気をつけましょう。

 

目の前に座っているパートナーは、たとえ向き合っていたとしても「敵」ではありません。

 

大切な仲間なのです。

 

末永く、共に進んで行くためには、「パートナーはかけがえのない仲間である。」ことを忘れないようにしましょう。

 

そして、「私たちは同じチームの一員である。」という感覚を持ち続けることを決断しましょう。

 

結婚される時に、このコミットメントをなさることをおすすめします。

 

どうぞ末永くお幸せに!

 

参考文献 アルフレッドアドラー「人生の意味の心理学」アルテ