第45回★婚活ブログ 母子家庭で育った彼との結婚が不安!幸せになるための心構え

 

質問者 20代女性

 

彼からプロポーズをされました。

半年ほど付き合ってきて、彼のことをとても愛しているので、今はとても幸せです。

 

ただ1つだけ心配なことがあります。

彼の両親は離婚していて、彼は普通の家庭に育っていないんです。

 

お母さんと2人でがんばってきた人です。

とても優しい人です。

 

だけど、両親の幸せな結婚生活を見ていないことが生活に影響しないかな?

って、ちょっと不安です。

 

彼と幸せに生きてゆくためには、私は何に気をつけたら良いでしょうか?

 

そもそもこういう人との結婚は難しいのでしょうか?

 

それから、こんなことを考えるなんて、いけないことでしょうか?

 

 

A こんなことを「考えること」は、とても価値のあることです。

 

 

ご質問ありがとうございます。
アドラー流恋愛トレーナーのMIHOKOです。

 

おめでとうございます。

 

愛する人からプロポーズを受ける。

女性として本当に幸せな時ですね。

是非、幸せになっていただきたいと思います。

 

これからお2人が幸せな家庭を築いていく上で、あなたが不安を感じることは、決して珍しいことではありません。

 

ですから、こういう考えを持ってしまった自分を責める必要もないのです。

 

なぜなら、様々なことを考えることが、幸せな結婚を作っていくためのプロセスなのです。

 

 

疑問や不安を感じるのは、未来に対する期待がある証拠です。

そのこと自体は決してネガティブなことではありません。

 

 

幸せな結婚のイメージに向かって何を準備したらいいのか、どんな心構えが必要なのか、どんなふうに協力したら良いのか考えてみましょう。

 

それを考えることは、とても意味があり、価値のあることなのです。

 

 

A お互いを大切にする気持ちが信頼と尊敬を育むのです。

 

 

アルフレッド・アドラーは「人生の意味の心理学(下)」の中で以下のように語っています。

 

親元で不幸な家庭生活を経験しても、このことが、ただ自分自身の家庭生活においては、より良くする刺激となり、結婚に対してよりよく準備する努力をするかもしれない。

 

われわれは決して人を不幸な家庭生活を送ったからといって判断したり、あるいは、排除してはならない。

 

 

確かに、私たちは、結婚とはどのようなものかを両親を見て学びます。

ですから、両親の関わり方の失敗が、子供達の、その後の人生に大きく影響することもあるでしょう。

 

 

その理由は、夫婦がお互いに関心を持ち、協力しあうところを見ない可能性があるからです。

一番身近でシンプルな男と女の関わりは、お父さんとお母さんの行動や言動から学ぶことが多いのです。

 

 

でも、両親が協力しながら家庭を築く様を見ていないからと言って、その子どもが「協力」できないわけではありません。

 

 

ここで、とても重要なのは、どこで愛と結婚の準備をしたかということなのです。

私たちは、家庭以外の共同体でそれを学ぶことも可能です。

 

 

例えば、クラブ活動や友人との関わりにおいて協力しあうことを学ぶこともできます。

恋人との関わりの中で、学ぶことだってできるのです。

 

 

人は過去の環境によって決定されるのではなく、その環境をどのように捉えるかによって決定されます。

あなたの不安を解消することができるのは、あなた以外に存在しません。

 

 

恐れることなく、彼を信頼して、これからのことをたくさん話し合ってください。

 

 

お互いを大切に思う気持ちがあれば、信頼と尊敬は少しずつ成長します。

もしかしたら、そのプロセス自体を結婚というのかもしれません。

 

 

どうぞこれからのプロセスを楽しみながらお二人の結婚を築いてください。

 

 

参考文献 「人生の意味の心理学(下)」アルフレッド・アドラー アルテ