第25回★婚活ブログ 実は結婚したくない?!既婚男性ばかりと恋愛してしまう心理

 

質問者 20代女性

 

既婚男性と恋愛しています。
こんなことじゃダメだなぁって思います。

やっぱり別れた方がいいってわかってるんです。
でも、なかなか言い出せません。

今までも、なぜか既婚者から誘われることが多くて、本当に困っています。

何か私に問題があるんでしょうか?
なぜ、私はいつまでもこんなことを続けてしまうのでしょう?

 

 

A 結婚に対する不安や恐れを回避するために、あなたはこの恋愛を選択しています。

 

 

ご質問ありがとうございます。
アドラー恋愛カウンセラーMIHOKOです。

 

 

どのようなきっかけでお付き合いをすることになったのかはわかりませんが、今の状況はあなたにとって決して幸せな状態ではありませんね。
だから、このままじゃいけないと思うけど行動が伴わないのですね。

 

 

 

ところであなたは、幸せな結婚をしたいですか?
あなたの人生のプランの中に、今、「結婚」というものがあるでしょうか?

 

 

 

自分ではあまり自覚していなくても、心の奥底ではそれを望んでない時もあります。
そして、幸せな結婚を望んでいないことを、知りたくないのかもしれないのです。

 

 

このようなことを、客観的に考えることはとても難しいことです。
たとえば、自分では忘れているが、結婚に対して不安を感じるような出来事があったとしたら、それがあなたの心の中で小さな火種になることも考えられます。

 

 

 

ある出来事がきっかけとなって、不安や恐れを感じること自体は決して珍しいことではありません。
どんな人にも起こりうる出来事です。

 

 

 

そして、不安を感じるのは、未来に期待を持っている証です。

 

 

期待があるからこそ、不安を感じるのです。
ですからそれ自体に問題があるわけではありません。

 

 

自分の未来に期待を持つことはとても素晴らしいことです。

 

 

問題はそれをちゃんと受け止めようとせず、回避しようとしてしまうことなのです。

 

 

 

A  大丈夫です。あなたには不安や恐れを克服することができます。

 

 

 

少し厳しいかもしれませんが、今の自分とちゃんと向き合いましょう。

 

問題は、不安や恐れを回避するために、既婚男性とお付き合いを始めたかもしれないということです。

 

この行動は、あなたの問題の解決にはなりません。先延ばしにしているだけなのです。
何も問題がなかったかのようにしたい気持ちがあるのかもしれません。

 

 

でも、それは時間の無駄だと思いませんか?

 

 

不安や恐れを感じるのは自分のことを大切に思う気持ちがあるからです。
このように自分の問題に非建設的に関わることを、アドラーは劣等コンプレックスと表現しました。そして「個人心理学講義」の中でこのように言っています。

 

 

劣等コンプレックスの表現を、自分より年上の男性を結婚相手に選んだり、結婚できない人、例えば既婚の男性や女性を選ぶことに見ることができる。
このような障害があるときには、臆病さがあるのではないかと推測することができる。

 

 

さぁ、不安や恐れに負けないで、それを原動力に変換してみましょう。
起こっている出来事をシンプルに受け入れることができれば、問題解決は難しいことではありません。

 

 

 

本当の問題を回避するのは、もう終わりにして、自分の人生を建設的にとらえましょう。

 

 

 

参考文献 アルフレッド・アドラー 「個人心理学講義」アルテ