質問者 30代女性
いよいよ来月結婚することになりました。
でも、結婚式の準備は大変で、私ばかりすごく忙しいんです。
彼は仕事があるから打ち合わせに来れないし、相談したくてもその時間がないんです。
彼はなんで協力してくれないんでしょうか?
本当は結婚したくないのかな?
なんて、もう、結婚式も目前なのに、淋しさや、怒りで最悪の気分です。
これからもこんな気持ちが続いたらどうしようかと思うと不安です。
どうしたらいいのでしょうか?
A 大丈夫です。お二人はすでに協力しあって進んでいらっしゃいます。
ご質問ありがとうございます。
アドラー流恋愛トレーナーのMIHOKOです。
いよいよご結婚ですね。
おめでとうございます。
確かに結婚式の準備はとても大変ですよね。
お招きするお客様への心遣いは並大抵のことではないし、相手を思いやる心や、感謝の気持ちをどうやって表現したら良いか、ものすごく考えますよね。
結婚式や披露宴は人生最大のイベント、実は、お二人の協力がどれほどのものか、試される時かもしれません。
子どもの頃から思い描いているような結婚式にしたい。
あなたはそう考えて一生懸命に行動していらっしゃることでしょう。
では、彼はどんなイメージを持っているのでしょうか?
あなたは彼の希望をどのくらい理解していますか?
自分の思いを相手に伝えることは大切です。
でも、自分のこと以上に、相手がどういう願望を持っているのかを想像することもとても大切なプロセスです。
そして、あなたと彼の感覚が多少違ったとしても、何の不思議もありません。
結婚式の準備には、お二人の意見を合わせるプロセスがぎっしり詰まっています。
まるで、結婚後のお二人の協力体制を作る準備期間のようです。
A 対等な関係とは、仕事の内容や仕事量が同じと言うことではありません。
アルフレッド・アドラーは、「人生の意味の心理学(下)」の中で以下のように言っていいます。
二人のパートナーシップの間の協力を十分理解するためには<中略>それぞれのパートナーが自分よりも相手に関心があれば、二人は対等であるに違いない。
協力とは、同じことをすることではありません。
それぞれが手分けして得意なことをすればいいのです。
実際にしている行為が違っても、同じ目標に向かって、協力しあって進んでいることに変わりはありません。
たとえば、あなたが打ち合わせをして準備を進めているから、彼は仕事をすることができるのです。
女性と男性はそれぞれに違う能力を持っています。
対等な関係とは、全く同じ行為をするのではないのです。
それぞれの能力を新しい家庭を築く中で発揮していくことが本当の協力なのです。
「私」が「私たち」になる幸せを十分に感じながら幸せな家庭を築いてください。
どうぞ末永くお幸せに。
参考文献 「人生の意味の心理学(下)」アルフレッド・アドラー アルテ