第77回★婚活ブログ【好き避け?】男性の心理と特徴とは?どうすればいい??

質問者 20代女性

先日会社の飲み会がありました。

同期の彼と初めて話しました。

それで、ものすごく気が合って楽しかったんです。

もしかしたら好意持ってくれたかも 知れないって思いました。

でも、社内では別人みたいに冷たくて目も合わせないし、

すごくそっけない態度です。

 

もしかして、これって好き避け・・・?

とってもイイ感じだったので、 どうしようかなって考えています。

ネットとか見て研究したんですけど、

ちょっと面倒くさくなってきちゃって・・・

 

でも、私も同じようにしたら きっと仲良くなれないですよね?

それは、ちょっと残念だなって思います。

だけど、本当に不思議、とても同じ人とは思えない。

やっぱり面倒くさい人とは付き合わない方がいいんでしょうか?

私にできることがあれば、 やってみようと思いますが・・・

悩んでます。

どうしたらいいでしょうか?

 

1、とにかく自分への関心が強いということを知っておく

ご質問ありがとうございます。

アドラー流恋愛トレーナーのMIHOKOです。

 

まず、彼は他者よりも、自分への関心が 強いということを知っておきましょう。

あなたに対する関心よりも、自分への関心が強いのです。

もう少しわかりやすく言うと、 あなたがどんな気持ちになるかということよりも、

自分がどう思われるか? ということを常に優先的に考えます。

こんなことを始めに聞いたら、 ちょっと残念な気持ちになりますよね。

でも、まずは彼の今の状況を 知ることから始めてみませんか?

 

人の行動には理由があります

その理由を、原因と目的に分けて考えてみましょう。

 

好き避けの原因

自分の劣っているところを隠そうとしています。

自尊心や自己肯定感が乏しいとも考えられます。

うまくいった恋愛経験が少ないかもしれません。

過去の失敗に恐れを持っているかもしれません。

その結果、好きな相手に素っ気ない 態度をとることになってしまうのです。

 

たとえば、緊張や気の使いすぎで、 ぎこちない態度になります。

好きであればあるほど、好きな気持ちを隠します。

 

好き避けの目的

では、その目的はなんでしょう?

彼の本当の目的はどんなことがあるか、

ちょっと彼の願望を考えてみましょう。

原因だけに注目していた時とは違う印象が見えてきます。

 

1、関心を集めたい

2、追いかけて欲しい

3、チヤホヤされたい

4、特別な存在になりたい

5、あなたのことが好き

 

いかがですか、ちょっと驚きますよね。

人は誰も自分のことを客観的に見ることができません

主観があるからです。

 

彼も自分が思う自分と、

他者から見られている自分の違いに気づいていません。

そして、もしかしたら人との関係は、

駆け引きだと思っているかもしれないのです。

でも、それは大きな間違いです。

他者と協力しあって関係を築いていこうとする気持ちが、

より良い関係を作ります。

なので、彼の行為は不適切です。

 

何故なら、わかりにくいし、 ともすれば相手を傷つけるかもしれないからです。

でも、そんな彼のことを勇気づける ことはできないでしょうか?

 

2.彼と同じことをしないように気をつける

 

アルフレッド・アドラーは劣等感について、

「人はなぜ神経症になるのか」の中で以下のように言っています。

 

劣等感は一般に弱さを示すもの

 

何か恥ずべきものとみなされているので、

劣等感を隠そうとする傾向が強いのは当然です。  

実際、そうした隠蔽の努力は非常に大きなものである場合があり、

当人は劣等感そのものの存在に気づかなくなってしまいます。

 

さらに、「個人心理学講義」では 劣等性は病気ではない。

むしろ、健康で正常な努力と成長の刺激である。

とも言っています。

 

そもそも好き避けは、

「自分は愛されないのではないか?」

「自分が大切にされないのではないか?」

「自分のことを嫌うのではないか?」

と言う自信のなさが原因です。

 

でも、彼の劣等感を分析しても、 あなたが幸せになることはないでしょう。

 

あなたが、

「彼は何を考えているのだろう?」

「彼は私のことをどう思っているのだろう?」

と考える気持ちはわかります。

 

その疑問の目的は、あなたが あなた自身に向けた関心の現れです。

よく考えてみると、彼と同じような気持ちは 誰の心にもあります。

 

ちょっとだけ勇気を出して 彼と同じことをしないように気をつけてみませんか?

でも、あなたが無理をする必要はありません。

あなたにはそれをするかどうかの選択権もあります。

 

3、とにかく彼を勇気づける

 

あなたに提案したいのは彼を勇気づけることです。

具体的には、彼の目的に関心を持つことをしてみてはいかがでしょうか?

自分がどう思われているかという関心を 一旦脇に置いてみるのです。

 

そして、彼に対して関心がある ということをさりげなく伝えます。

たとえば、笑顔でうなずきながら彼の話を聞くだけでも良いのです。

相手の関心を優先するのは、 少し勇気が必要かもしれませんね。

でも、それほど難しいことでもありません。

そして、それ以上に彼を勇気づけることのメリットは大きいのです。

 

彼は自分を受け入れてくれた人を大切にします

なぜなら、それが彼の劣等感の克服だからです。

 

そして、人は自分を勇気づけてくれる人に好感を持ちます

「あなたといると、とても勇気づけられる。」

と、彼が気づいた時、彼はあなたに関心を持ちます。

そして、その関心は好意に変わります。

 

その時が対等な関係を築くスタートラインなのです。

お二人の可能性に期待しています。

ぜひ、勇気を持って関わりを作ってみましょう。

 

参考文献 アルフレッド・アドラー 「人はなぜ神経症になるのか」 「個人心理学講義」アルテ